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手重ねし 清拭きいまも 曼珠沙華2015/10/1

いまこの手紙は、九月の上旬にしたためています。この一ヵ月間、気象・気候は異常を通り越して極端に走っていますね。いまも台風18号が大雨を伴って本州を突っ切っているところです。それでも秋の彼岸は穏やかに今年も来ることでしょう。私も還暦を越し、この時季にはもう亡くなった往年の仕事仲間のことをふと思い出します。昔、工事班にA君という青年がいました。いたって真面目なんですが、少しおっちょこちょいのところがある人でした。シャッターの定期清掃で、見えないところまで手を突っ込んで一生懸命拭くものですから、手を裂傷してしまう始末です。その彼は、ある年のクリスマスの夜に夜間清掃後の帰途、バイク事故で帰らぬ人となりました。単独事故で何があったのか分からず仕舞いでしたが、哀しさより孤独感のほうが強く胸を締めつけたことを覚えています。いま清掃の皆さんを引っ張っている野村部長は、若いころこのA君に育てられたようなものです。野村部長もまだ若く、仕事に対しての迷いや不安もあったのでしょう。いまの野村部長からは想像できないと思いますが、結構フラフラしていた時もありました。先輩のA君の仕事に対する一途さが、悩み多き野村青年をいまの大黒柱へと成長させたのかもしれません。人それぞれに天職を覚えるとき、そこには必ず縁ある人が見守ってくれているのだと思ったことです。 秋たけなわの十月になったら皆で嬉野武雄へバスハイクに行きましょう。昔、嬉野への社内旅行で立ち寄り先のお寺にて記念集合写真を撮りました。その写真の中にに笑顔いっぱいの元気なA君がいました。

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