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さるすべり空に言葉を書き溜める(俳人・水口圭子)2017/09/1

みなさん、それぞれに穏やかなお盆を過ごされたことと思います。仕事柄、お盆の最中も大汗をかいて作業にあたってくれた従業員の方も多くいます。本当にご苦労さまでした。
 みなさんは夏の花と云えば何を一番に思い起こしますか?(現場のお母さん方は、風流な花をたくさんご存じでしょうが・・)もっぱら無趣味の私が思いつくのは、梅雨のアジサイ、初夏の朝顔、盛夏のヒマワリとカンナそして晩夏のコスモスでしょうか・・子どもの頃からこれらの花は街の道端に咲いていましたから・・。ただ終戦記念日に思い起こすのは、百日紅(サルスベリ)です。敗戦の夏、焦土と化した街にもサルスベリの花は咲いていたと現場の先輩方(もう故人)が言っていました。そして「サルスベリは好かん。真紅の花の色が戦中に流れた赤い血を思い出すけん。」とぽつりと言った工事班のおばさんがいたのを覚えています。35年ほど昔になりますが、当時清掃工事班の責任者をしていた私は真夏に大牟田の工事現場の仕事を請け負って連日、工事班を連れて大牟田間を往復していました。その時、炎天下の高速道路の縁側にサルスベリの紅い花が延々と咲いていました。
 この夏、靖国神社を参拝することができました。初めて入った戦争資料館では、時の過ぎるのも忘れて展示の遺産に目を通しました。幕末の戊辰戦争・西南戦争~明治の日清日露戦争そして太平洋戦争・沖縄戦・広島長崎原爆~敗戦。私は戦争の無い時代を生きてこれた幸せ者です。願わくは、このまま“戦火”を知らずに生涯を終えたいと念じたお盆でした。

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