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いつかの二人三脚2011/03/1

昨年夏の酷暑とは反対に厳しい寒さの冬を過ごしています。体調の思わしくない人も多くなっているのではないかと懸念しています。そのような中ですが1月下旬に百人以上の参加者を迎えて「現場新年会」を催しました。その時、社長の年始挨拶で触れたある親子のエピソードをこの手紙に採録します。
 小学校6年生の女子の親子がいました。お父さんは女子が小さいころに現場の事故で左手を失っています。小学校に入って毎年の運動会に父親も来てくれるのですが、いつも不満顔です。女子は、お父さんは片手がないので親子のゲームに参加できないのが面白くなくって不機嫌なんだと思っていました。それにいつも半ズボンで来るので太ももが日焼けで真っ赤にはれ上がります。長ズボンをはいて来ればいいのにと女子も呆れていました。そして小学校最後の運動会を迎えます。女子は、またお父さんが不機嫌そうだったらつまらないので母親に「お父さんには来なくてもいいよ」と伝えてと頼みます。その時初めて母親は女子に語ります「お父さんがなぜ半ズボンで運動会に行くか分かる?それはあなたが徒競走で一番に走り抜けるときに大きな拍手を送るためよ!・・そう、お父さんは片手がないから普通の人のように両手では拍手ができないよね。だから右手で自分の裸の太ももを力いっぱい叩いて音を出していたのよ。お父さんの太ももが赤くはれていたのも、半ズボンで来ていたのもそのためだよ。」翌日、女子は校長先生に直談判して6年生の親子ゲームを両手を使うピンポン玉運びから片手の人も参加できる二人三脚競走へと変更してもらいました。運動会当日、太ももを真っ赤にはらした半ズボンの父親と女子の二人三脚親子チームが先頭でゴールテープを切りました。
 この朝日ビルメンにもそれぞれにいろんなものを背負って働いている人が大勢いると思います。できれば私も半ズボン姿でみなさんと付き合える社長になりたいと願った年頭です。

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