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頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし 人を忘れず(石川啄木)2013/04/1

 当地福岡では今年の桜の開花は思いのほか早くなるそうです。ほんの数週間前に大震災被災地の岩手県を再訪して来ましたが、その時の盛岡の街は大雪に埋もれていました。私たちの働く仲間も寒地では、雪下ろし作業などで大怪我する人が多くいます。福岡ではこれから春風に乗って襲来する黄色い悪魔(=黄砂やPM2.5などの大気汚染物質)と闘わなければなりませんが、北国ではまだまだ白い帝王(=大雪と寒波)との肉弾戦が続いています。東北大震災から二年目を迎え、現地の人々の復興への奮闘ぶりが多く報道されていますね。ある日突然に当たり前の生活が一瞬にして根こそぎ流されてしまいました。それでも絶望の底から人々の生きる力を甦らせたのは、“人の絆”であったことがよく分かります。被災地同業者の再生のドラマも私なりに整理して、いつかお話したいと思っています。
 関東で、ある救急患者が36回もの受け入れ拒否(たらい回し)にあい、とうとう救急車の中で絶命するという出来事がありました。社会的な問題という側面はもちろんありますが、私が思い至ったのは救急隊員の無念さでした。その辛労心痛は察するに余りあります。ただこの患者さんは独りではなく、使命感ある救急隊員に看取られて召されたことは確かです。被災地の仮設住宅では、いまだに孤老死が続いています。いまある、自分の仕事の“絆”を強く結び直したいと念する新年度が始まります。新年度もどうぞよろしくお願いします。

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